愛知県から北海道までの最短時間で行って帰ってこれるのは
新潟からのフェリー
やっと時間を忘れ
ゆっくり寝れる、北海道まで。
翌日早朝4時に小樽。
オーナーはとても忙しいかたで
午後2時の納車の約束
それまで今回は何をして時間をつぶそう？
眠いから寝ていようかと思ってはみたが
せっつかくの北海道！
海沿いを走り函館まで行き
苫小牧から札幌へ行こうかと思います。
目指すは函館で海鮮丼
早朝だから？寒い。
変わった岩がたくさんありました。
ただひたすら海沿いを走っていると
狐がよってきました。
帰り道もまだいるので
捕まえてみようかと思ったが
一定の距離を保ち、越えると逃げる。
そうこうしているうちに
函館までの半分しか進んでいません。
函館海鮮丼経由苫小牧ドライブ
諦めました。
遅刻したら納車できないどころか帰れなくなるので
そのまま高速道路で札幌まで
そんなどうでもいい話はおいておいて
今回の車両製作について
依頼をいただいた時は
車両もこれと言って決まっておらず
とにかくオーナーの主張が強かった部分が
オーナーの身長と体重で跨ってカッコイイ車両
そしてはずせないのがフロントカウルと不良な雰囲気があるカスタム
そこで選んだ車両は国産アメリカンに乗っていたのに国産バイクを知らないそぶりをするハーレー乗りが言う車両
スポーツスターはハーレーじゃない！ハーレーではない
スポーツスターにしました。
この最高にカッコイイ
スポーツスターはハーレではないと言うキャッチコピー
このベース車両を選んだ理由がXLでしかだせないサイズ感
そしてヴィンテージでもなく最新でもない年式
ここが今回のオーナーの見えないものが具現化できる車両ではないかと選択しました。
デザインについては
はずせないポイントだけ聞き
あとはお任せで自由に作ってくれと言われ
まったく催促もなし！
出来上がったデザインにも文句はなし！
製作途中なにも意見がないため不安にもなりましたが
最後にバカカッコ良いとお褒めの言葉をいただき
形になってから3回の納期変更で
待ちに待ってもらったこの車両
オーナーの希望の四角タンクだけをもとに
好きに作らせてもらったアルミタンク
カラーリングはオーナー経営する店のイメージの黒と赤
その黒赤から連想される
オーナーの好きなカード花札の雨
それの要素を取り入れ日の丸に黒のイナズマ
鬼は入っていないが
鬼はオーナーと言ったところか
シート形状もダッグテールシートカウルが希望で
もさっとするとポップになるので
シュッとスマートなデザインに。
シート表皮はふっくらさせたほうが
今回の雰囲気に合うかと思い
ふっくら目で製作
シートカウルのエンドの位置と
跨った時のオーナーの位置は
たぶんここがベスト
これ以上部品を後ろに付けたくなかったため
ナンバーはカウル下に。
前後ホイールサイズも形をまとめる重要部品
ここはあえて専用部品ではなく
国産車両のホイールを加工して取付
そうしたほうがオーナー跨った時に雰囲気でるかと思いました。
今回のオーナーは距離も走ると思い
インチ変更にともない
ステム変更でトレール量も変更済み
リアキャリパーはフロントに合わせブレンボ
マフラーも左出しだとレーシーなイメージに感じるため
マフラーは右だし
エキパイの取り回しは
スポーツスターでありがちなラインにはしたくなく
自分なりにアレンジ
もちろんアダチくんで実証済み
ハングオンも可能なラインです。
オーナー走行検討中の十勝スピードウェイ対応です。
オーナーの希望は低い低音
サイレンサーは試作50.8φサイレンサー。
ステップも跨った時にカッコ良く見えるか見えないかの重要部品
コントロール性も重視し
こちらもハングオン膝擦り対応
黒塗り部分は全てガンコート
エアークリーナーは性能的に効果あるかもしれませんが
その他はガンコートでしかだせない雰囲気で塗装しました。
ライトカバーもアルミ叩き出し
メーターパネルに埋め込むメーターは
ワンメーターの多機能マルチメーター
そんな感じで仕上げたこの一台
車両自体の雰囲気は街の色に混ざってますが
ここからが問題
最終仕上げはオーナーが跨った時に
人馬一体で車両のカッコ良さが増してくれるかどうか。
残念なことに
悔しいくらい
車両のカッコ良さが増し
海鮮丼は忘れてしまうくらいに
似合ってます。
オーナーの作ってくれた1時間の会話も楽しくあっという間
もう船の時間になったので
おいとまさていただきました。
けっきょく北海道上陸して口にした物は
コンビニのコーヒーとパンのみ
北海道グルメ海鮮丼は食べれませんでしたが
帰りのフェリーで海鮮重をいただきました。
とても似合っていて
よろこんでいただいたので
それが一番うれしかったです。
- 2021/09/21(火) 10:10:24|
- スポーツスター
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